本記事では「姿勢が悪い」「背中が痛い」症状や原因についてお伝えします。そもそも姿勢が良い、悪いとは何か?姿勢が悪い状態が続くとどのような影響が及ぶのか、猫背や悪い姿勢が内臓や全身の健康に与える影響とは。
姿勢を良くするためにできる改善行動、習慣管理、心臓や背中に負担をかけない方法もお伝えしていますので、最後までご一読ください!
姿勢が良い・姿勢が悪いとは?姿勢が悪いことの身体への影響
姿勢が良い・姿勢が悪いとはどういう意味?
姿勢がいいとは、体幹の筋肉がバランスよく働いて、骨格が本来の位置に保たれている状態を指します!具体的には、以下の条件を満たす状態が、姿勢がいいとされています。
姿勢が良い状態
・耳、肩、股関節、膝、くるぶしの位置が一直線になっている
・背中が丸まっておらず、まっすぐ伸びている
・肩が前に出ておらず、後ろに引かれている
・頭が前に出ておらず、後ろに引かれている
姿勢が悪いとは、体幹の筋肉のバランスが崩れて、骨格が本来の位置からずれている状態を指します。具体的には、以下の状態が、姿勢が悪いとされています。
姿勢が悪い状態
・耳、肩、股関節、膝、くるぶしの位置が一直線になっていない
・背中が丸まっている
・肩が前に出ている
・頭が前に出ている
姿勢が悪いと体にどんな影響(症状)がある?
姿勢が悪い状態を放置しておくと、身体に様々なデメリットがあります。
デメリット1:肩こり・腰痛・関節痛
姿勢が悪いと、筋肉や関節に余分な負担がかかり、痛みを引き起こしやすくなります。特に、猫背や反り腰は、肩こりや腰痛の原因としてよく知られています。
デメリット2:内臓の働きが悪くなる
姿勢が悪いと、内臓が圧迫されて働きが悪くなります。具体的には、胃腸の働きが悪くなり、消化不良や便秘などの症状を引き起こしやすくなります。また、肺の働きが悪くなり、呼吸が浅くなったり、酸欠になったりすることもあります。
デメリット3:転倒しやすくなる
姿勢が悪いと、バランスを崩しやすくなります。特に、猫背や前かがみの姿勢は、転倒のリスクが高くなります。
デメリット4:見た目が悪くなる
姿勢が悪いと、見た目が悪くなります。特に、猫背や反り腰は、老けて見えたり、自信がなさそうに見えたりすることがあります。
姿勢の悪さは、日常生活のちょっとした積み重ねで起こります。普段から正しい姿勢を意識して、姿勢を良くすることが大切です。
悪い姿勢は内臓に悪い?姿勢が悪いことで内臓に与える影響
悪い姿勢は内臓に悪いと言われています。具体的には、以下の影響を与える可能性があります。
姿勢が悪いことで内臓に与える悪影響
・内臓の機能低下
・内臓下垂
・内臓疾患のリスク増加
猫背や反り腰などの姿勢を続けると、内臓が圧迫されて正常な位置からずれてしまいます。これにより、内臓の機能が低下し、消化不良や便秘、下痢、逆流性食道炎などの症状を引き起こす可能性があります。
また内臓が圧迫され続けると、重力によって下垂してしまう可能性があります。内臓下垂は、胃や腸などの内臓が下がった状態のことで、下腹部が膨らんだり、痛みや不快感を引き起こしたりすることがあります。
そして悪い姿勢は、内臓に負担をかけることで、内臓疾患のリスクを高める可能性があります。例えば、猫背は、胃が圧迫されることで逆流性食道炎のリスクを高めると言われています。
悪い姿勢は、内臓だけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。日頃から正しい姿勢を意識し、健康的な生活を送りましょう。
姿勢が悪い状態と背中の痛みとの関係とは?
猫背になると背中が痛くなるのはなぜ?
姿勢が悪い状態の一つに「猫背」が挙げられます。猫背とは、背中が丸まって肩よりも顔が前に出た姿勢を言います。背骨は本来、S字カーブを描いていますが、猫背になると胸椎の曲がりが強くなり、背中が丸まった状態になります。この猫背が背中の痛みに与える影響、原因についてお伝えします。
猫背が与える影響1:筋肉の負担増加
猫背になると、頭の重さを支える筋肉に負担がかかります。頭の重さは約5kgあり、猫背になるとその重さが背骨から離れ、首や肩、背中の筋肉にかかることになります。そのため、筋肉が疲労し、痛みを引き起こします。
猫背が与える影響2:神経の圧迫
猫背になると、背骨が曲がり、神経が圧迫されることがあります。神経が圧迫されると、痛みやしびれなどの症状が現れることがあります。
猫背が与える影響3:血行障害
猫背になると、背骨が曲がり、血管やリンパ管が圧迫されることがあります。血管やリンパ管が圧迫されると、血液やリンパの流れが悪くなり、筋肉の疲労や痛みを引き起こすことがあります。
このように悪い姿勢(猫背状態)を放っておくと、健康リスクが高まります。猫背は、見た目の問題だけでなく、肩こりや腰痛、頭痛、眼精疲労などの身体の不調を引き起こす原因にもなります。また、猫背の姿勢を続けることで、骨盤や内臓の位置が悪くなり、内臓機能の低下や、姿勢の悪化を促進する悪循環に陥ることもあります。
猫背を改善するには、姿勢を正しく意識することに加え、背筋や体幹の筋力を鍛えることが大切です。
疲れると背中が痛くなる?原因は?
疲れる(疲労物質が溜まる)と、背中の痛みが現れる方がいます。完っがえられる原因としては「筋肉の疲労」「ストレス」「血行不良」の影響が挙げられます。背中の筋肉は、姿勢を維持したり、体を動かしたりするために重要な役割を果たしています。長時間同じ姿勢を続ける、重いものを持ち上げる、激しい運動をするなど、背中の筋肉に負担がかかると、筋肉が疲労し、痛みを引き起こすことがあります。
ストレスによって、自律神経のバランスが乱れると、背中の筋肉が緊張し、痛みを引き起こすことがあります。また、ストレスによって睡眠不足や栄養不足などの不健康な生活習慣に陥ると、背中痛のリスクが高まります。
背中の筋肉は、呼吸や姿勢を保つ、重いものを運ぶなど、さまざまな役割を担っています。これらの筋肉が疲労すると、血行不良が起こり、背中にコリや痛みが生じやすくなります。
ストレッチやマッサージは、自分で行うこともできますが、専門家に施術してもらうのも効果的です。また、入浴は、40℃前後のぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。背中の痛みが続く場合は、内臓疾患が隠れている可能性もあるため、早めに病院を受診するようにしましょう。
背中の筋肉痛のような痛みはなに?
背中の筋肉痛のような痛みは、筋肉の疲労が主な原因です。背中の筋肉は、日常生活や運動によってさまざまな負担を受けています。そのため、筋肉が疲労して緊張し、痛みが引き起こされることがあります。部位としては「背筋」「広背筋」「肩甲骨周りの筋肉」「首の筋肉」など、痛みが生じることがあります。
筋肉の疲労による背中の痛みは、安静にしたり、ストレッチやマッサージをしたりすることで、徐々に改善していきます。筋肉痛の炎症が治まるまでに、通常3日〜1週間程度で治ることを目安と考えましょう。背中の筋肉痛は、日常生活の中で誰にでも起こりうる症状です。原因を理解して適切な対処をすることで、早めに治すことができます。
痛みが強い場合や、3日〜1週間以上長引く場合は、病気が原因の可能性もあります。その場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
悪い姿勢や背中の改善方法とは?猫背の治し方
姿勢を良くするにはどこを鍛えればいい?
姿勢を良くするために鍛えるべき筋肉は、大きく分けて「背筋」「腹筋」「体幹筋」の3つと考えましょう。
背筋は、背骨を支える筋肉です。背筋が弱いと、背中が丸まった姿勢になりやすくなります。背筋を鍛えることで、背中を伸ばした姿勢を保ちやすくなります。腹筋は、お腹を支える筋肉です。腹筋が弱いと、お腹が前に出た姿勢になりやすくなります。腹筋を鍛えることで、お腹を引き締めた姿勢を保ちやすくなります。
体幹筋は、体の中心部にある筋肉の総称です。体幹筋が弱いと、体の軸がブレて、姿勢が崩れやすくなります。体幹筋を鍛えることで、体の軸を安定させて、正しい姿勢を保ちやすくなります。
姿勢を良くするためには、筋トレだけでなく、正しい姿勢を意識することも重要です。日常生活の中で、以下のことに気をつけましょう。
姿勢をよくする習慣で意識したいこと
・デスクワークやスマホの利用中は、背筋を伸ばして、画面の高さを調整する。
・立っているときは、肩甲骨を寄せて、骨盤を立てて立つ。
・歩いているときは、背筋を伸ばして、胸を張る。
正しい姿勢を意識することで、筋肉が鍛えられ、姿勢が改善しやすくなります。
背中が痛い時はどうすればいい?
背中が痛い場合、まずは安静にして、痛みが和らぐようにしましょう。痛みが強い場合は、応急処置として痛み止めの市販薬を服用しましょう。ただし、市販薬で効果がない場合や、痛みが長引く場合は、医療機関を受診しましょう。
筋肉の疲労や炎症による痛みは、デスクワークや運動不足などで起こりやすいです。痛みが出た部位をマッサージしたり、ストレッチをしたりすることで、痛みが和らぐことがあります。
骨や関節の異常による痛みは、骨折や脱臼、椎間板ヘルニアなどによって起こります。痛みが強い場合や、痛みが徐々にひどくなる場合は、医療機関を受診しましょう。内臓の病気による痛みは、腎臓結石や胆石症、膵炎などによって起こります。痛みが激しい場合や、他の症状(発熱、吐き気、嘔吐など)を伴う場合は、医療機関を受診しましょう。
心臓に負担をかけない姿勢は?
負担をかけない姿勢1:背筋を伸ばした姿勢
背筋を伸ばすことで、心臓から全身に血液を送り出すためのポンプ機能を高めることができます。また、背筋が弱いと、猫背になったり、前かがみになったりして、心臓に負担がかかります。
負担をかけない姿勢2:心臓の位置を高くする姿勢
心臓の位置を高くすると、心臓から全身に血液を送り出すための距離が短くなり、負担が軽減されます。例えば、座るときは背もたれに寄りかかったり、寝るときは右側を下にして寝たりするとよいでしょう。
負担をかけない姿勢3:足の筋肉を動かす姿勢
足の筋肉は、心臓のポンプ機能を補助する働きがあります。そのため、足の筋肉を動かすことで、心臓への負担を軽減することができます。例えば、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を定期的に行うとよいでしょう。
その他以下の点も考慮して、心臓に負担をかけない姿勢を意識してみましょう。心臓への負担が軽減できることで、身体全身への健康配慮につながります。
・座るとき
背もたれに寄りかかり、背筋を伸ばす
足を組まず、足を組む場合は、かかとを床につける
・立つとき
肩甲骨を寄せて、背筋を伸ばす
お腹を引き締める
・歩くとき
背筋を伸ばし、歩幅を大きくする
歩くときに息を吐く
・寝るとき
右側を下にして寝る
枕は、首がまっすぐになる高さにする
猫背は何ヶ月(何日)で治る?
猫背の治癒には、一般的に3ヶ月程度かかると言われています。これは、猫背の原因となる筋肉や骨格の歪みを矯正し、正しい姿勢を習慣化させるまでに、ある程度の期間が必要だからです。
具体的には、週1回の施術を3ヶ月間継続することで、猫背の改善が期待できます。もちろん、猫背の程度や原因によっても、治癒までの期間は異なります。また、整体や接骨院に通う以外にも、自分でできる猫背矯正のトレーニングやストレッチなどを行うことで、猫背の改善を早めることができます。
猫背矯正に効果的なトレーニングやストレッチ(一例)
・壁に寄りかかり、背中を壁につけたまま、頭からかかとまでを一直線に伸ばす
・胸を張り、肩甲骨を寄せる
・背筋を伸ばした状態で、腕を後ろに回し、肘を曲げて手のひらを合わせる
・肩甲骨を寄せ、背筋を伸ばした状態で、両腕を上に上げて、天井から手を伸ばす
これらのトレーニングやストレッチを毎日10分程度行うことで、猫背の改善に効果が期待できます。なお、猫背の改善には、正しい姿勢を意識することも大切です。座っているときは、背もたれに背中をつけて、背筋を伸ばすようにしましょう。
立っているときは、肩甲骨を寄せて、背筋を伸ばすようにしましょう。また、歩くときは、背筋を伸ばして、歩幅を大きくするようにしましょう。日頃から正しい姿勢を意識することで、猫背の改善をより早く、より効果的に行うことができます。
枕選び(枕なし)と猫背改善との関係は?
枕選びと猫背改善の関係は、枕の硬さや高さが、寝ている間の首や肩の位置に影響し、猫背の原因となる筋肉の緊張を緩和するかどうかによって決まります。枕が硬すぎると、首が枕に沈み込み、頭が前に倒れてしまいます。この状態が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、猫背の原因となります。
一方、枕が柔らかすぎると、首が枕から浮いてしまい、頭が後ろに倒れてしまいます。この状態も、首や肩の筋肉の緊張を招き、猫背の原因となります。
そのため、猫背改善のためには、首と枕の間に適度な隙間があり、頭がまっすぐに保たれる硬さの枕を選ぶことが大切です。また、枕の高さも、仰向けで寝たときに首が水平になる高さのものを選びましょう。
枕なしで寝ることも、猫背改善に効果があるという説があります。枕なしで寝ると、首や肩の筋肉が自然と伸び、緊張が緩和されるためです。しかし、枕なしで寝ると、首や肩の筋肉が疲れやすくなるというデメリットもあります。
枕なしで寝る場合は、まずは数日間試してみて、体調に変化がないか様子を見てみましょう。もし、肩こりや首こりなどの不調が続く場合は、枕を使うようにしましょう。
正しい姿勢とは?猫背改善のためには?
正しい姿勢とは、背筋が伸び、肩甲骨が寄り、頭がまっすぐ前を向いた姿勢です。猫背とは、背中が丸まった姿勢のことで、正しい姿勢と反対の姿勢です。猫背になると、以下のようなデメリットがあります。
正しい姿勢を意識することで、筋肉が自然と正しい位置に収まるようになり、猫背が改善されます。
正しい姿勢を意識する際のポイント
・立っているときは、背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せる
・座っているときは、背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばす
・歩いているときは、胸を張って、背筋を伸ばす
また背筋や肩甲骨周りの筋肉を鍛えることで、猫背を改善することができます。ストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高めることができます。筋トレを行うことで、筋肉量を増やし、背筋を支える力を強化することができます。
自分で猫背を改善するのが難しい場合は、プロの力を借りるのも一つの方法です。整体やマッサージなどで、背筋や肩甲骨周りの筋肉をほぐしてもらうことができます。また、猫背矯正ベルトや姿勢矯正教室なども、猫背改善に効果的です。
猫背を改善するには、継続的な努力が必要です。まずは、正しい姿勢を意識し、ストレッチや筋トレなどを行い、猫背改善を目指しましょう。
姿勢が悪い&背中が痛い症状について関連する質問(Q&A)
猫背で背中が痛い?ストレッチ方法は?
猫背によって背中が痛い場合、背中の筋肉の緊張が原因となっている可能性があります。背中の筋肉をほぐすストレッチを行うことで、背中の痛みを緩和することができます。以下に、猫背による背中痛に効果的なストレッチをいくつかご紹介します。
胸を開くストレッチ
胸が縮こまっていると、背中が丸まりやすくなります。胸を開くストレッチを行うことで、背中を伸ばしやすくなります。
・両手を胸の前でクロスさせる
・片方の肘をもう片方の手で押す
・そのまま10秒ほどキープする
・反対側も同様に行いましょう
肩甲骨を寄せるストレッチ
肩甲骨が開いていると、背中が丸まりやすくなります。肩甲骨を寄せるストレッチを行うことで、背中を伸ばしやすくなります。
・両手を背中側に回し、肩甲骨を寄せる。
・そのまま10秒ほどキープする。
背筋を伸ばすストレッチ
背筋が縮こまっていると、背中が丸まりやすくなります。背筋を伸ばすストレッチを行うことで、背中を伸ばしやすくなります。
・背筋を伸ばして、両手を頭の後ろに回す
・そのまま10秒ほどキープする
広背筋ストレッチ
広背筋は背中の大きな筋肉で、背中を丸める原因となることもあります。広背筋をストレッチすることで、背中を伸ばしやすくなります。
・片方の腕を後ろに伸ばし、手のひらを天井に向ける
・反対側の肘を曲げて、背中に当てる
・そのまま10秒ほどキープする
・反対側も同様に行いましょう
これらのストレッチは、1日数回行うと効果的です。また、ストレッチを行う前に、軽く体をほぐしておくと、より効果的です。
背中の真ん中が痛い!ストレスとの関係は?
背中の真ん中が痛い場合、ストレスが原因である可能性は十分にあります。
ストレスによって背中の痛みが起こるメカニズム
・ストレスによって交感神経が優位になり、筋肉の緊張が高まる。
・筋肉の緊張によって、血行が悪くなり、痛みが生じる。
・筋肉の緊張によって、神経が圧迫され、痛みが生じる。
背中の真ん中(胸椎)は、背骨の中でも比較的動きの少ない部分であり、ストレスによって緊張しやすいため、ストレスによる痛みの可能性が高くなります。
また特徴として「背中の真ん中や肩甲骨周辺に痛みがある」「鈍痛や圧迫感、灼熱感などがある」「ストレスがかかっているときに強く、リラックスしているときには弱くなる」などが考えられます。
ストレスによる背中の痛みは、基本的には病気ではありません。そのため、適度な運動やストレッチ、睡眠などで、ストレスを解消し、筋肉の緊張をほぐすことで、痛みを緩和することができます。
背筋を伸ばすと背中が痛い?原因は?
背筋を伸ばすと背中が痛くなる場合は、まずは安静にして、痛みが和らぐことを待ちましょう。
長時間同じ姿勢でいたり、重いものを持ち上げたりすることで、背中の筋肉が緊張し、痛みが生じることがあります。背筋を伸ばすと、緊張した筋肉がさらに伸ばされ、痛みが強くなることがあります。
また椎間板ヘルニアや脊柱狭窄症などの病気によって、背骨や神経が圧迫され、痛みが生じることがあります。背筋を伸ばす動作によって、痛みが強くなることもあります。
注意が必要な痛みの症状について
・痛みが強い
・痛みとともに熱や吐き気などの症状がある
・痛みが寝ているときも続く
・背中以外の部位にも痛みやしびれがある
背中の左側、右側の痛みの違いとは?内臓の病気との見分け方は?
筋肉や骨の痛みの場合は、鈍痛や鋭痛が主に現れます。一方、内臓の病気が原因の場合は、鈍痛や刺すような痛みが現れることがあります。また、広がる痛みや特定の部位に痛みが集中する場合もあります。
背中の左側の痛み疑われる内臓の病気は「心臓」「肺」「膵臓」などが挙げられます。一方で右側の痛いが続く場合は「肝臓」「胆嚢」「腎臓」などが考えられます。また「内臓の病気」との見分け方については、背中の痛みとともに、以下のような症状が現れる場合があります。
・熱
・吐き気・嘔吐
・食欲不振
・息切れ
・動悸
・頭痛
内臓の病気による痛みは、寝ているときも続くことが多いです。内臓の病気による痛みは、特定の場所に集中することがあります。これらの症状が現れる場合は、内臓の病気が原因である可能性が高いため、早めに医療機関を受診しましょう。
背中の痛みを感じたら、まずは安静にして、痛みが和らぐことを待ちましょう。
記事のまとめ:姿勢が悪い&背中が痛い症状について
本記事では、姿勢が悪くなる原因、背中の痛みとの関係についてお伝えをしました。姿勢は身体全身の健康を支えている、とても大切なポイントです。たかが姿勢と思わずに、本記事をキッカケに今一度、自分自身の姿勢と向き合ってみましょう。万が一背中の痛みが重度の場合、頻度が多い場合は、医療機関を早めに受診しましょう。