株式会社岡本バランス研究所|整体治療院

整体・スポーツマッサージ専門治療院|福島県須賀川市

浮き輪肉がひどい?お腹周り・腰回りの浮き輪肉の正体とは

本記事では、腰・お腹周りの浮き輪肉がひどい!と感じる方へ、そのお肉の正体や原因を解説します。浮き輪肉は何脂肪なのか、その脂肪がなかなか取れない場合の落とし方や取り方のポイント、男性と女性でのアプローチの違いなどをご紹介しますので、最後までご一読ください!

浮き輪肉ってなに?何脂肪なの?正体とは

そもそも「浮き輪肉」ってなに?浮き輪肉の正体とは

「浮き輪肉」とは、腰回りやお腹周りにつく余分な脂肪のこと。この名称は、その脂肪がまるで水泳時に使用する浮き輪のように見えることから来ています。特に腰の周りや、お腹の上部から側面、背中にかけて蓄積される脂肪を指し、見た目の問題だけでなく、健康上のリスクをもたらす可能性があり注意が必要です!

浮き輪肉は何脂肪になるの?正体は内臓脂肪と皮下脂肪

この「浮き輪肉」の正体は、主に内臓脂肪と皮下脂肪から成ります。内臓脂肪は、内臓周りに蓄積する脂肪で、過剰になると糖尿病や心疾患などのリスクを高めます。一方、皮下脂肪は、皮膚の直下に蓄積する脂肪で、主に見た目に影響しますが、過剰な蓄積も健康上のリスクを引き起こす可能性があります。

ウエスト周りのサイズの平均は?どこからが太い?

世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、内臓脂肪の蓄積によって、ウエスト周りの数値が一定の基準を超えると健康リスクが高まるとされています。

・男性:ウエスト周りが94cm以上で健康リスクが増加し、102cm以上ではさらに高リスク
・女性:ウエスト周りが80cm以上で健康リスクが増加し、88cm以上ではさらに高リスク

体型に関する美的観点は国の文化や個人の好みによっても変わるものです。一般的に「細い」ウエストとされるのは、体の他の部分(特に胸囲やヒップ)と比較して考えられます。ウエストとヒップの比率(ウエストヒップ比)によって「細いウエスト」と言われることがあります。

腰(骨盤周り)に浮き輪肉ができるのはなぜ?

「浮き輪肉」の原因は多岐にわたりますが、主には運動不足、不健康な食生活、睡眠不足、ストレスなどが挙げられます。これらの生活習慣が、体内の脂肪蓄積や代謝の低下を促し、結果として「浮き輪肉」が形成されることになります。

浮き輪肉がつきやすい人の5つの原因

お腹周りに浮き輪肉がつきやすい人は、ズバリ日頃の生活習慣が大部分を占めていると言えるでしょう!そのほか、個人の体質も関係していますが、代表的な5つの原因はこちらです。

原因1:不健康な食生活

高カロリー、高脂肪、高糖質の食事を好んでいる。野菜や果物など、食物繊維を含む健康的な食品の摂取が不足している。食事の時間が不規則で、特に夜遅くに食事を取る習慣があるなどの傾向が見られる方です。

原因2:運動不足

定期的な運動をしていない、または身体活動の量が少ない方。オフィスワークや在宅ワークで長時間座りっぱなしの生活を送っている場合。そして運動する習慣がなく、日常生活でも自動車や公共交通機関を利用し、徒歩や自転車の使用が少ないケースです。

原因3:高ストレス

仕事や私生活でのストレスが多く、解消法として食べることを選んでしまう方です。ストレスは自分でも気づかないレベルで、溜まってしまっている方もいるものです。その影響で睡眠不足や心配事が多いため、ストレスホルモン(特にコルチゾール)のレベルが常に高い状態の方も健康に影響が及ぶと言えます。

原因4:睡眠不足

夜遅くまでのスマートフォンやパソコンの使用により、質の良い睡眠が取れていない方です。睡眠の質が悪い、または睡眠時間が6時間未満の不足状態が続いていると、睡眠不足の状態と言えます。

原因5:ホルモンバランスの乱れ

更年期に近づくことで、エストロゲンの減少により脂肪が蓄積しやすくなります。甲状腺機能低下症などのホルモン関連の病気が影響して、基礎代謝が下がります。また長期間の避妊薬の使用は、ホルモンバランスが変化し、体重増加に繋がることがあります。

これら特徴は個人差がありますが、当てはまる場合は浮き輪肉がつきやすい傾向だと言えるでしょう。生活習慣の見直し、健康的な体重管理を心がけることが大切です。

浮き輪肉は直近の生活でできたものではなく、蓄積された習慣の結果と言えます。そのため、改善にも焦らずにコツコツと取り組むことが重要です!

浮き輪肉が取れない人へ!落とし方のコツ

腰周りにお肉がつく原因となる食べ物とは

浮き輪肉になりやすい食事はあります。内臓脂肪、皮下脂肪を溜め込みやすい食事として、以下のものが考えられます。

浮き輪肉を形成しやすくする食事
・高カロリー食品
エネルギー密度が高く、食べる量に対して多くのカロリーを摂取することになります。例えば、ファーストフード、スナック菓子、揚げ物など。
・高糖質食品
砂糖、白いパン、白米、スイーツなどの精製された炭水化物は、血糖値を急上昇させ、インスリンの過剰分泌を引き起こし、脂肪蓄積を促します。
・飽和脂肪酸とトランス脂肪酸が多い食品
肉類の脂身、バター、マーガリン、ファーストフード、加工食品などに含まれ、これらは脂肪の蓄積を促進します。
・アルコール
アルコールはカロリーが高く、過剰に摂取すると体内で糖として処理され、最終的に脂肪として蓄積されます。

これらの食べ物は、適量なら問題ありませんが、過剰に摂取することで腰周りに脂肪が蓄積しやすくなります!浮き輪肉が気になる方は、まずはこの食習慣を今一度見直してみましょう。

浮き輪肉と体脂肪率との関係とは

体脂肪率は、体重に占める脂肪の割合を示す指標のこと。浮き輪肉は、特に腰周りに蓄積される脂肪の一形態であり、体脂肪率が高いほど、浮き輪肉が形成されやすくなります。しかし、体脂肪率だけでなく、脂肪の蓄積場所も重要です。

同じ体脂肪率でも、脂肪が主に内臓に蓄積する内臓脂肪型肥満と、皮下脂肪として蓄積する場合があります。浮き輪肉は主に皮下脂肪の蓄積によるものですが、内臓脂肪の増加も見た目に影響し、健康リスクを高めます。

したがって、体脂肪率を適正範囲に保つことは、浮き輪肉の予防や減少に役立つと同時に、全体的な健康を維持するためにも重要です。

浮き輪肉を1週間で落としたい!どこを鍛えるべき?

1週間で著しく浮き輪肉を減らすのは難しいですが、脂肪燃焼を促し、見た目の改善を図るために特定の運動を集中的に行うことは可能です!以下に、腰周りの脂肪を減らすために特に注目すべきエクササイズを紹介します。

パターン1:全身を鍛える運動

・有酸素運動
ジョギング、サイクリング、スイミング、ウォーキングなどの有酸素運動は、全体的な脂肪燃焼に効果的です。毎日30分以上行うのが理想的。

・HIIT(ハイインテンシティ・インターバル・トレーニング)
短時間で高い効果が期待でき、全体的な代謝を上げて脂肪燃焼を促進します。

パターン2:腰周りをターゲットとした運動

・プランク
体幹を鍛えることで、腹筋、背筋、腰回りを強化します。サイドプランクは特に腰回りに効果的です。
・ロシアンツイスト
腹斜筋を鍛え、ウエストを引き締めます。体をねじる動作が腰回りの脂肪燃焼に役立ちます。
・レッグレイズ
下腹部に効果的で、脚を持ち上げることで腹部全体を鍛えることができます。

鍛える注意点

運動だけでなく、食事の改善も重要です!脂肪燃焼を助けるために、糖質を控えめにしてタンパク質をしっかり摂るなど、バランスの取れた食事を心掛けましょう。また体内の代謝を助けるためにも、水分補給は重要です。

1週間という短期間で目に見える結果を得るのは難しいかもしれませんが、この期間をキックスタートとして健康的なライフスタイルを始め、継続することが大切です。急激な体重減少は健康に悪影響を及ぼすこともあるため、無理のない範囲で行動を起こしましょう!

浮き輪肉を落とす時、男性と女性の違いってある?

浮き輪肉を落とす際に男性と女性の間にはいくつかの違いがあります。これらの違いは、主に生物学的な要因、ホルモンの影響、体脂肪の分布のパターンに関連しています。

体脂肪の違い

・男性
男性は体脂肪が腹部に蓄積しやすい傾向があります。これは「リンゴ型肥満」とも呼ばれ、内臓脂肪の蓄積が特徴です。このため、腹部周り、特に浮き輪肉を落とすことは、男性の健康にとって特に重要です。

・女性
女性は脂肪がお尻、太もも、腰周りに蓄積しやすい「洋ナシ型肥満」の傾向があります。女性ホルモンのエストロゲンは脂肪の分布を下半身に向ける役割がありますが、更年期を迎えると腹部に脂肪がつきやすくなることもあります。

ホルモンの影響

・男性
男性ホルモン(テストステロン)は筋肉の維持と成長を助け、基礎代謝率を高める効果があります。筋肉量が多いほど、脂肪燃焼の効率も上がります。

・女性
女性ホルモン(エストロゲン)は脂肪蓄積を促進し、特に下半身に脂肪がつきやすくする効果があります。更年期に入るとエストロゲンの減少により、脂肪の分布が変わり、腹部に脂肪が蓄積しやすくなります。

筋肉量の違い

・男性
一般的に男性は女性に比べて筋肉量が多く、基礎代謝率が高いため、脂肪を燃焼しやすい傾向があります。

・女性
女性は筋肉量が比較的少なく、基礎代謝率が低めです。そのため、同じ量のカロリーを摂取しても脂肪として蓄積しやすくなります。

これらの違いにより、男性と女性では浮き輪肉を落とすためのアプローチに若干の違いがあります!男性は筋トレによる筋肉量の増加を重視し、基礎代謝の向上を目指すことが効果的です。

一方、女性は有酸素運動と筋トレをバランス良く組み合わせることで、筋肉量を適度に増やしつつ脂肪燃焼を促すことが推奨されます。

特に女性はホルモンバランスの変化に注意をしてくださいね。無理をせず、食事と運動の両方で体脂肪率を管理することを考えてみましょう!

浮き輪肉がひどい?に関連する質問(Q&A)

骨盤を整えると痩せますか?

骨盤の歪みを整えることは、体型維持に効果的です!骨盤は体の土台となる部分であり、その歪みは体のバランスや姿勢に影響を及ぼします。骨盤が正しい位置にあると、姿勢が改善され、筋肉の使い方が均等になり、基礎代謝が向上する可能性があります。

また、骨盤の位置が整うことで内臓の位置も正しく配置され、内臓機能が活性化することも考えられます!これにより消化吸収が改善され、新陳代謝が促進されることが期待できます。

もちろん、骨盤矯正だけで大幅な体重減少が見込めるわけではなく、適切な食生活や運動習慣といったライフスタイルの改善が組み合わさることが大切です。骨盤矯正は体のバランスを整え、健康状態を向上させる一助となり得ますが、ダイエットのための直接的な手段ではないと考えるのが妥当です。

女性のデカ尻の原因は?

大きなお尻(デカ尻)は、脂肪が筋肉で差あえることができずに垂れてしまっている状態を指します。この原因として代表的なものとして、4つご紹介します。

遺伝要因
体型や脂肪の蓄積場所は、遺伝的要因に大きく影響されます。特定の体型は親から子へと遺伝することがあり、お尻や太ももに脂肪がつきやすい体質もその一例です。

ホルモン要因
女性ホルモンのエストロゲンは、脂肪を特に下半身に蓄積する傾向があります。これは、妊娠に備えた生物学的なメカニズムの一つと考えられています。エストロゲンの影響で、女性はお尻や太ももに脂肪がつきやすくなります。

運動不足
定期的な運動をしないと、筋肉量が減少し、基礎代謝が落ちます。これにより、摂取したカロリーがエネルギーとして消費されにくくなり、結果的に脂肪として体に蓄積されます。特に下半身の筋肉をあまり使わない生活を続けると、お尻が大きくなる傾向があります。

・姿勢
長時間座りっぱなしの生活や不良姿勢は、下半身への血流を悪化させ、脂肪蓄積や筋肉の衰えを引き起こします。これにより、お尻の形が崩れたり、サイズが大きくなったりすることがあります。

これらの原因が重なって、女性のお尻は大きくなりがちです。しかし、大きなお尻が必ずしも悪いわけではなく、”美”の基準は異なります。健康的な体型を維持するために、下半身を強化するエクササイズ(スクワットやランジなど)は、お尻の形を整えてくれるので参考にしてみましょう!

痩せてるのに浮き輪肉が付く場合も考えられる?

はい、痩せている人でも浮き輪肉が付くことは十分に考えられます。これは「スキニーファット」と呼ばれる現象の一例で、外見上は細く見えても体脂肪率が高い状態を指します。この状態の人は、見た目に反して内臓脂肪や皮下脂肪が多い場合があり、特に腰回りに浮き輪肉のように脂肪が付きやすくなります。

運動不足、食生活、姿勢の悪さなどが代表的な原因で、長時間の座り仕事などで姿勢が悪いと、腰回りの筋肉が衰え、脂肪がつきやすくなります。またタンパク質の摂取が足りていないことも指摘されているため、食習慣が特に意識したいところです!

背中に浮き輪肉ができることもある?原因とは?


背中に浮き輪状の脂肪ができる最大の原因は、体脂肪の増加です。主な原因は、カロリー摂取が消費よりも多い食生活や運動不足による基礎代謝の低下。摂取したエネルギーが消費されずに体脂肪として蓄積されることで、背中にも脂肪が付きやすくなります。

食生活の乱れや運動不足は、体脂肪の増加だけでなく、特定の部位に脂肪が付きやすくなる傾向があります。背中に脂肪が付きやすいのは、座りがちな生活習慣や運動不足により、背中の筋肉が弱くなり、脂肪が蓄積されやすくなるからです。

そのため、背中に浮き輪状の脂肪ができる最大の原因は、基本的には体脂肪の増加であり、それに伴う生活習慣の影響が大きいと言えます。

筋トレで皮下脂肪は落ちるの?

筋トレは皮下脂肪を減らすのに、一定の効果は期待できます。筋トレを行うことで筋肉量が増え、基礎代謝が上がるためです。これにより、身体が脂肪を燃焼しやすくなります。また、筋トレによって筋肉が発達すると、身体の代謝率が高まり、長期的には脂肪の燃焼が促進されます。

ただし、皮下脂肪を減らすためには、筋トレだけでなく適切な食事や有酸素運動も組み合わせることが重要です!バランスの取れた食事と適度な有酸素運動を組み合わせることで、より効果的に皮下脂肪を減らすことができます。

浮き輪肉をつまむ効果は?浮き輪肉をつまむとどうなる?

浮き輪肉や体の脂肪をつまんでほぐす行為自体に、ダイエット効果を求めるのは厳しいと言えます。ただし、このようなマッサージが持つ潜在的なメリットはいくつかあります!特に血流促進やリラクゼーション、体の柔軟性向上などの面で利点があるとされています。

・血行促進
マッサージや脂肪をつまむ行為は、その部位の血流を促進することができます。血行が促進されると、栄養素と酸素が組織により効果的に運ばれ、代謝産物が効率的に除去されるため、健康的な組織の維持に貢献します。

・リンパの改善
体の脂肪をやさしくマッサージすることでリンパの流れが改善される可能性があります。リンパ系は体内の余分な液体や老廃物の排除に関与しており、その流れがスムーズになると、腫れや体内の毒素の蓄積を減らすのに役立ちます。

・ストレス軽減
身体的な接触やマッサージはリラクゼーション効果があり、ストレスや緊張を軽減させることができます。ストレスが減少すると、過食やストレス関連の食行動が抑制されるため、間接的に体重管理に役立つ可能性があります。

・リラックス効果
特定のエリアをマッサージすることで筋肉がリラックスし、筋肉痛の軽減や柔軟性の向上に繋がることがあります。これは特に運動後のリカバリーに役立ちます。

脂肪をつまむ行為はあくまで補助的なものです!健康的な食生活や適度な運動、十分な睡眠といった基本的な健康管理がダイエットや体形維持には必要です。また、強くつまみ過ぎると皮膚や組織にダメージを与える可能性があるため、適切な力加減で行いましょう!

記事のまとめ:浮き輪肉がひどい?について

ここまでお腹周りの気になる浮き輪肉について、お伝えをしました。どうにかしたい!と思われている方も、平均値との差をまずは理解して、焦らずにできることから行ってみましょう。一気に全部のことを変えようとすると、中々続かないものです。本コラムを参考に、まずは1つからアクションを起こして、浮き輪肉に対処してみましょう!

「岡本バランス」では、「筋肉のお悩み」「身体の痛みや不調」のご相談を承っています!お気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事の執筆者(監修)

岡本バランス研究所|施術スタッフ
福島県須賀川市にある、スポーツマッサージ&整体院。開業から15年以上、一般の方からアスリートまで延べ10万人の方々の施術を行なっている専門治療院です。国家資格である柔道整復師の資格を保有したスタッフが丁寧に、腰痛、肩こり、坐骨神経痛など一般的な症状から、身体の痛みやお悩み改善まで幅広いご相談を承っています。