株式会社岡本バランス研究所|整体治療院

整体・スポーツマッサージ専門治療院|福島県須賀川市

肩こりになりやすい体型特徴!肥満・やせ型・なで肩・猫背の違い

今回は肩こりになりやすい体型(肩が凝りやすい人の特徴)をご紹介します!実は肩こりになりやすい人として、肥満体型、やせ型(華奢な人)、なで肩、猫背などの特徴があります。

これら体型別の特徴や、対策方法、肩こりの原因や男女別の違い、女性が肩がこりやすい理由、ゴリゴリやガチガチの正体など、肩こりにまつわる今日から役立つトピックをお伝えしていますので、最後までご一読ください。

肩こりの原因や正体とは?男女別の違い

日本人の肩凝りの代表的な原因とは?何が不足している?

実は日本人は、世界でも有数の肩こり大国と言われています!その理由としては「デスクワークやパソコン作業の増加」「スマホやタブレットの長時間使用」「ストレス社会」など、働き方やワークスタイルが大きく影響していると言えます。そのため、肩こりになりやすい環境にあると言えるでしょう。

肩こりの原因としては「姿勢の悪さ」「運動不足」「血行不良」「冷え」「ストレス」「過労」「寝不足」などが要因と考えられています。

肩こりは何人が感じてるいるもの?国民病?

肩こりは「国民病」とも呼ばれるほど、多くの人が経験する症状です。厚生労働省の『国民生活基礎調査(平成28年)』によると、日常生活で自覚している症状のなかで、肩こりは女性では1位、男性では2位の結果に。

また15歳以上の日本人の約8割が「肩こりがある」と回答しています。肩こりの有病率は年齢とともに増加し、40歳代以上では約9割の人が肩こりを経験していると考えられています。

肩こりは、日常生活に支障をきたすほど重症化する場合もありますが、適切な対処をすることで症状を改善することができます!

肩凝りがなかなか治らない理由は何?

代表的な理由としては「慢性化の悪循環」が挙げられます。肩こりは、一度こるとなかなか治らず、慢性化しやすい症状です。慢性化すると、筋肉が固くなり、血行不良が起こりやすくなるため、さらに肩こりが悪化する悪循環に陥ります。悪循環の背景には「目の使いすぎ」「同じ姿勢の繰り返し」「筋肉の柔軟性の低下」「筋力の低下」「血液への栄養不良」など、さまざまな原因が潜んでいます。

セルフケアで一時的に肩こりを緩和することはできますが、根本的な解決は難しいです。またかえって悪化させてしまう結果にもなりかねません。そのため、肩こりがひどい場合は、専門の施術を受けることを検討しましょう。

肩凝りの男女の違い!女性が肩こりを感じやすい原因は?胸との関係

男性の肩こりの特徴

男性の肩凝りの特徴
・女性の肩こりよりも、首から肩にかけての痛みや張り感を感じることが多い
・肩こりの原因として、仕事や趣味でのパソコンやスマートフォンの使用、車の運転、スポーツなどが挙げられる
・肩こりによる痛みや張り感は、長時間続く傾向がある

女性の肩こりよりも、男性の肩こりの方が首から肩にかけての痛みや張り感を感じることが多いのは、男性の方が筋肉量が多いためです。筋肉量が多いと、筋肉が緊張しやすく、血行が悪くなりやすいため、肩こりになりやすいと考えられています。

男性の肩こりによる痛みや張り感は、長時間続く傾向があります。これは、男性の方が筋肉量が多いため、筋肉が緊張しやすく、血行が悪くなりやすいためです。また、男性は女性よりも肩こりを我慢しがちな傾向があるため、症状の悪化に注意が必要です。

女性の肩こりの特徴

女性の肩こりの特徴
・男性よりも肩こりの有訴者率が高い
・首や肩の筋肉量が少ないため
・バストの重みを支えているため
・冷え性による血行不良が影響している
・女性特有のホルモンバランスの変化との関係

厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、肩こりがある人の割合は、男性が28.4%、女性が50.4%と、女性の方が男性の約2倍となっています。理由としては、男性と比べて、女性は首や肩の筋肉量が少ない傾向にあるため。そのため、同じ姿勢を長時間続けると、筋肉が疲労しやすく、肩こりにつながりやすくなります。

また女性は男性に比べて冷え性の人が少なくありません。冷え性になると、血流が悪くなり、筋肉の疲労回復が遅れ、肩こりが悪化する可能性があります。女性は何と言っても「胸(バスト)」の影響を受けています。特にCカップ以上の女性は、片方の胸だけでも500mlのペットボトル1本分の重さがあると言われています。この重さは肩や首の負担となり、肩こりの原因になると言えるため、定期的なケアが重要になります。

最後に、女性は何より、女性特有のホルモンバランスの変化があります。月経前症候群(PMS)や更年期障害などのホルモンバランスの変化によって、肩こりが悪化することもあります。

肩凝りになりやすい体型は?肩がこりやすい人はどんな人?

肩こりは、姿勢の悪さや運動不足、冷え、ストレス、過労、寝不足などが原因で起こることが多いと言われています。そのほかにも、体型も肩こりの大きな原因の一つ。肩こりになりやすい体型としては、以下が考えられます。

体型1:肥満体型

肥満体型は、代表的な肩こりになりやすい体型のひとつ。肥満体型の人は、腕や頭などの重量が重くなります。そのため、肩の筋肉は常に重い荷物を支える状態になり、疲労や緊張が蓄積しやすくなります。

また脂肪は筋肉よりも重いため、肩に脂肪が蓄積すると、肩の筋肉に負担がかかりやすくなります。脂肪は血行を悪化させるため、肩こりの症状を悪化させる可能性があるのです。

体型2:極端なやせ型体型

痩せすぎ、華奢な人も注意が必要です。やせ型の人と肩こりには「筋肉量が少ない」ことが、代表的な影響を及ぼしています。

やせ型の人は、肩や首の筋肉量が少ないため、頭や腕を支えるのが大きな負担となります。そのため、筋肉が疲労しやすく、肩こりを引き起こしやすくなります。また筋肉量が少ないことで、普通体型の人と比較すると姿勢を維持するのが難しい傾向に。そのため、猫背や前かがみの姿勢になりやすく、肩こりの原因となるのです。

筋肉量の低下は、「体温維持」にも影響を与えます。冷えは血行を悪くするため、この「体温低下」も肩こりの原因となります。

体型3:なで肩体型

なで肩体型とは、肩が水平ラインよりも下がった状態のことを指します。鎖骨が外側へ向かってハの字型に下がっている場合はなで肩の可能性が高いです。肩幅が狭い、肩が下がって見える、首が短めの方が特徴です。

なで肩体型の人の肩こりは「骨格による負荷のかかり方」「肩甲骨の位置」の2つの理由が関係しています。なで肩の人は、肩の傾きが大きいため、腕から下の重みが肩にかかりやすくなります。そのため、普段の何気ない動作でも肩こりに繋がってしまうのです。

なで肩の人は、肩甲骨が下がっている傾向があります。そのため、カバンを肩にかけるとすぐにベルトがずり落ちてしまうため、常に首や肩の筋肉を使って肩甲骨を持ち上げなければいけません。これも首や肩に負荷がかかり肩こりの原因になります。

なで肩体型の方は「隠れ肩こり」になりやすいため、肩こりになりやすいということを理解し、普段から対策を心がけることが大切です。

体型4:猫背体型

猫背とは、背中が丸まって内側へ反り、頭が前方に出た姿勢になる姿勢のこと。猫背になることで頭が前に出て、首や肩にかかる負担が大きくなります。そのため、僧帽筋や肩甲挙筋などの首や肩の筋肉が緊張し、肩こりを引き起こしやすくなります。

猫背は、長時間のデスクワークやスマホの使用、姿勢の悪い睡眠姿勢などが原因で引き起こされます。猫背の改善は肩こりだけではなく、腰痛や頭痛にもつながると言えます。

肩こりは体型だけではなく、日常からの「姿勢」が大きく関係しています!普段から、猫背や前かがみの姿勢を避けて肩や首に負担を和らげるだけで、肩こりの緩和に効果的です。

肩こりをしない人(ならない人)の代表的な特徴とは

逆に肩こりをしない人の特徴としては「骨格や筋肉量が大きい」「正しい姿勢の時間が長い(自然体でできている)」「ストレスを溜め込まない」などが、代表的な特徴です。

頭の重さは約5~6kgあります。その重みを支えているのが、肩と首の筋肉。そのため、骨格や筋肉量が大きい人は、肩や首にかかる負担が小さくなります。また、筋肉量が多いほど、血行が良くなり、肩こりの原因となる老廃物の排出が促進されます。

正しい姿勢とは、背筋を伸ばして肩の力を抜いた状態のこと。同じ姿勢を長時間続けると、肩や首の筋肉が緊張し、血行が悪くなります。そのため、正しい姿勢を保つことで、肩や首への負担を減らすことができます。

ストレスを感じると、交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。この緊張感が少ない人、自分なりのストレス解消が定期的に習慣になっている人も、肩こりになりにくい人の特徴と言えます。

日頃からできる肩凝り対策や予防方法は?

肩を揉むと気持ちいいのはなぜ?

この気持ちよさは「疲労物質の排出」「リラックス効果」が影響しています。肩こりの原因の1つは、肩周辺の筋肉の血行不良です。肩を揉むことで、筋肉がほぐれて血行が促進され、疲労物質が排出されやすくなります。

肩を揉むと、皮膚や筋肉から脳へ「気持ちいい」という感覚が伝わります。この感覚は、副交感神経を優位にする働きがあります。副交感神経が優位になると、心拍数が下がり、リラックス状態に繋がるのです。この気持ちよさは「オキシトシン」や「セロトニン」などのホルモンが分泌され、幸福感や癒しをもたらしてくれるものです。

肩を揉むことで、筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽減されます。そのため、肩こりによる痛みや不快感を解消する効果もあります。

肩こりは揉まない方がいい場合もあるの?

セルフマッサージで、「誤った方法」「力の入れすぎ」「揉みすぎ」は注意しましょう。筋肉の緊張が一時的に緩和されたとしても、揉んだ後に筋肉の緊張感が更に強まってしまうことも。そのため適切な治療、専門家のスポーツマッサージなどで、きちんと症状と合う施術を受けましょう。

肩こりに効くストレッチ、リンパを流すマッサージなど、自宅でできる対策もあるため、きちんと専門家に聞いてから実践してみましょう!

肩こりの重症度チェック!肩こりがやばい時(ひどい時)はどうする?

肩こりがひどいときは、周辺を動かして筋肉の緊張をほぐし、血行を促すことを試すことです。ご自宅で入浴して身体を温める、ゆっくり肩を動かして筋肉をほぐす、ひどい場合には安静にして、時間を置くことをまず試しましょう。ご自宅にある場合は、湯たんぽやホットタオル、電気マッサージ器を使って、幹部を温めたり、ほぐすことも試せます。

肩こり重症度合いのチェック
・鼻より上まで肘が上がった→肩こりはほとんどない状態
・口の高さぐらいまで肘が上がった→少しこっている状態
・肩の高さからアゴの高さまで肘が上がった→かなりこっている状態
・胸より下のまま→症状は重症

重症度合いを確認して、自分で判断がつかない場合は、クリニックや専門家で診てもらいましょう!数日間の放置のしすぎで、症状が悪化する前に適切な治療を検討しましょう。

肩こりになりやすい体型に関連する質問まとめ(Q&A)

肩こりにゴリゴリの正体は?ガチガチになるのはなぜ?

肩こりのゴリゴリ(ガチガチ感)の正体は、筋肉が縮こまって固くなったもの。筋肉を構成している筋線維が収縮することで、筋肉が硬直しゴリゴリと硬くなります。肩甲骨まわりの筋肉のコリや、脂肪の蓄積によって盛り上がっていることもあります。

血流が悪くなると、筋肉に栄養や酸素が行き渡りにくくなり、老廃物が溜まります。老廃物が溜まると、筋肉が凝り固まってしまい、ゴリゴリとした感触になります。ご自身や家族に触ってもらって、強いゴリゴリを感じたのであれば早めに動きましょう。ゴリゴリ感をそのままにしておくと、慢性化して、肩こりだけではなく、頭痛や首痛などにも影響があります。

肩こりを治すと痩せる(痩せやすくなる)のは本当?

肩こりとダイエットは関係していると言えます。肩こりがひどくなると、血行が悪くなり、代謝が落ちます。この代謝低下は脂肪が燃焼しにくくなり、痩せにくい体質になってしまうのです。そのため、肩こりを治すことで、痩せやすい体質に近づくことができます。

姿勢を正すことで、首や肩への負担を減らすことができます。肩こりを改善することで、痩せやすい体質を手に入るスタートを切っていくことができます。

肩こりの原因で「内臓」との関係は?

肩こりの原因は、主に筋肉の疲労や緊張によるものが代表的です。しかし「内臓」が原因で肩こりが起こることもあります。内臓から神経を介して肩に痛みが伝わる「関連痛」と呼ばれるものです。関連痛は、原因となった内臓の位置とは別の場所に痛みが現れるのが特徴です。

肩こりと内臓の病気の関係で、よく知られているのが「胆石」による右肩こりです。胆石は、胆汁の成分が結晶化してできたものです。胆石があると、胆汁の流れが滞り、胆嚢や胆管が炎症を起こします。この炎症が肩に痛みを伝達することで、右肩こりに影響があると考えられています。

肩こりがひどい場合で、肩こり以外の症状(発熱、吐き気、食欲不振など)を伴う場合は、内臓の病気も疑ってみましょう。このような場合は、早めに内科を受診して検査を受けるようにしましょう。

肩こりで疲れやすい!対策方法は?

肩こりと疲れやすさは、いずれも血行不良や筋肉疲労が原因で起こることがあります。そのため、肩こりがひどい人は、疲れやすい傾向があるのです。また自律神経とも関係しています。

肩こりによって、自律神経のバランスが乱れることで、疲れやすさの引き金になるのです。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り、交感神経は体を興奮させる働きをし、副交感神経は体をリラックスさせる働きをします。肩こりによって交感神経が優位になると、体が緊張状態になり、疲れやすくなります。

肩こりや疲れやすさには、「定期的な運動」「十分な睡眠」「習慣的なストレス解消」などのセルフケアが重要です。

肩こりは見た目でわかるものなの?

肩こりは見た目でわかることがあります。見た目の特徴としては、肩が前に出たり、頭が前に傾いたりする姿勢をとっていることがあります。また、肩が下がったり、腕が上がらなかったりすることもあります。

見た目で分かる可能性のある肩こり
・肩や首の筋肉が張っている
・肩や首が痛む
・肩や首がだるい
・肩が前に出ている
・頭が前に傾いている
・肩が下がっている
・腕が上がらない

記事のまとめ:肩こりになりやすい体型について

ここまで、コラムをお読みいただいてありがとうございました。本日は「肩こりになりやすい体型」や、その原因、予防のポイントをお伝えしました。肩こりは、日常生活のちょっとした工夫で予防することができます!長時間同じ姿勢をとりすぎないこと、適度な運動を心がけること、十分な睡眠をとることなど、日頃から肩や首の筋肉をケアすることが大切です。

岡本バランスでは肩こり」に関するご相談、専門的な施術、スポーツマッサージをを行っています!お気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事の執筆者(監修)

岡本バランス研究所|施術スタッフ
福島県須賀川市にある、スポーツマッサージ&整体院。開業から15年以上、一般の方からアスリートまで延べ10万人の方々の施術を行なっている専門治療院です。国家資格である柔道整復師の資格を保有したスタッフが丁寧に、腰痛、肩こり、坐骨神経痛など一般的な症状から、身体の痛みやお悩み改善まで幅広いご相談を承っています。